ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.6.6 08:49日々の出来事

関西ライングループが解散

関西のライングループが解散するそうだ。
わしが雲上人になっていてはいけないと決断する背景に
なっていたのは、このライングループで出来上がった
「集」が、分断の原因になっていたからだ。
わしの中に「猜疑心」を植えつけたのは、関西と関東の
ライングループである。

関東の方のライングループに対する反省は、初期メン
Kさんから聞いた。
その初期メンKさんが「じっくりよしりん会」を企画し、
実際に会って話してみて、自分の誤解を悟ったのだから、
電脳世界の世間より、生身の会話の世間の方が強かった
ということだろう。

関西に先を越されたので、わしが明かしてしまうが、
新音響システムの導入のために作られたライングループも、
今度の「ゴー宣道場」での成功が判明すれば、解散する
ことになっている。
「聞造会」で各人がわしの前で確認し合っていた。
目的達成のための「個の連帯」だったことを証明する
ためだ。
『脱正義論』を理解した者の行動だ。

ネットのことは詳しくないのだが、「裏アカ」というやつが
あるらしい。
NGTのメンバーが裏アカで山口真帆を貶していたことが
発覚したが、閉ざされた電脳空間はイジメの原因になる。

以前、ある知識人が、自分はいくつかのハンドルネームを
持っていて、人格を使い分けていると、わしの前で言った。
ゾッとした。
わしと仲良く交流していても、電脳世界では、わしの悪口
を書いているかもしれないと思うと、信用ならない人間だ
と判断した。

裏の顔は、うっかり表の世界に顔を出すもので、託児所の
議論のときにも、わしに「誤解だ」と言ってきた者は、
「関西グループラインでも」と公然と書いてしまった。
これには呆れたが、わしの猜疑心・偏見が正しかった
と証明された瞬間だった。
「偏見」は差別に直結させないでおけば、「自己防衛」
のために役に立つ知恵なんだよね。

「ゴー宣道場」の世界では、「メーリス」が「公」で、
その他の通信手段は「私」である。
公私混同は良くない。

これだけ言っておいた上で言うが、ライングループを、
わしは全否定しない。
「個」のしっかりした者であれば、「集」に埋没せず、
目的達成のためでも、あるいは親睦のためでも、使い
こなせるはずなのだ。

だが、そのライングループに入っていない者を批判し
始めるともうおしまいだ。
「ゴー宣道場」が分断される。

「ゴー宣道場」を支持してくれる者は、みんな同志だ。
女性天皇・女性宮家、皇統の安定的継承!
属国体制からの離脱!
女性の地位向上!
これは今のところ「ゴー宣道場」の3大目標である。
わしは「ゴー宣道場」が、これを掲げていることだけ
でも、社会に対して効果を発揮すると思っている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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